目次 †
SVGとは †
SVG (Scalable Vector Graphics.読み「エスブイジー」)はXML(eXtensible Markup Language)ベースの2D(2次元)ベクター画像記述言語です。
2001年9月にオープンなスタンダード規格W3C(World Wide Web Consortium)勧告として公開されました。ベクター画像は画像を点の集合体ではなく、線や面などの図形の集合体として扱うため、見る環境に応じて最適な表示が可能です。ここで2次元を強調している理由は3次元つまり立体図形などを取り扱う場合は、3次元から2次元へ変換するための工夫が必要です。
SVGはXMLベースで策定された言語のため、テキスト形式のファイルで画像を表現します。このため、テキストエディタでSVGファイルを作成して画像を表現することが簡単にできます。つまり、アプリケーションなど不要でWeb Browserがあれば表示やテストができます。
SVGはXHTMLで記述されたWebページに埋め込まれて使用されるほか、ベクター画像の記録用として単独で利用されたり、他のXML文書に埋め込んで使用することができます。
SVGを標準として異なったシステム間で画像情報を交換することができます。
Web上で画像を表示する方法としてSVGの他にCanvasがあります。どちらがいいという訳でなくそれぞれ一長一短あるので、使用環境に応じて使い分ける又は両方を使用してください。
Firefoxでは2005年バージョン1.5からサポートされるようになりました。
しかし、IEでは長らくサポートされず、IEで使用する場合はAdobe社によるFreeのプラグインをインストールする必要がありました。そのためSVGは広まりませんでしたが、IE9からSVGがサポートされるようになりました。
SVGの説明、使い方などは下記のリンクに任せ、このサイトではサイト管理者の備忘録、成果を公開する予定です。
当面はSVGによる3D描画について取り組んでいきます。
SVGのサンプルやこの中で表示される図などはSVGを表示可能なブラウザーでないと見れませんので前もってことわっておきます。
SVG関連リンク †
ブラウザーのネイティブサポート †
下表は主なブラウザーのSVGへのネイティブサポート開始のバージョンです。ブラウザーによりW3Cへの対応状況は異なります。
ブラウザー | バージョン |
IE | 9 |
Firefox | 1.5 |
Google Chrome | 1.0 |
Safari | 3.0.4 |
Opera | 8.0 |